これから

2021年10月08日

最近変な事が頭に浮かんできます。
これからの世の中どの様に変わっていくのかは誰でも考える事だと思います。
しかし、Aさんは何のためにその世に居るのか?
一個人をとらえた時の未来が気になるんです。
むろん子孫繁栄の一翼を担うのが動物としての使命であって、そのためにAさんは居るのが生物学的な見方をすれば大前提ですが。

しかし、そのAさんは未来のBさんからすると
「エッ!? Aさんて誰??」
だと思います。

要するにBさんはAさんの人となりを知らないし、たとえAさんが有名人で歴史に名を残しても本当のAさんとは触れ合う機会が無い以上
「どーって事の無い人」
になってしまいます。

そう考えると人の存在意義って何だろうと思ってしまう今日この頃です。

自分に置き換えると100年後に自分の事を知っている人はいません。
たとえ位牌などで名前が有っても
「ふーん。こんな名前の人がいたんだ。」
で終わりで、この人は何をやっていて何を成し遂げたなんてことは残らないって事ですね。
虚しいですね。

「百億の昼と千億の夜」というSF小説にコンパートメントに住む住民の世界が描かれています。
人は栄養を送るホースにつながれて一生眠って夢を見て過ごす世界です。
その世界の住民には憧れなのでしょうが、いざ自分がとなると躊躇してしまいます。
虚しさは無いのでしょうけれど。

宇宙を想像もできないような生物の構成要素と考えると、太陽系は一つの素粒子で、その表面に付着しているゴミの様な物が人間などです。
その想像もできないような生物にしてみると、その超ちっさな太陽系とそこに付着しているものが無くなったり置き換わってもその生物にしてみればどうでも良い事なんでしょうね。
そんな感じの虚しさ。

そう。今有る虚しさは消える事は無いでしょう。

将来の人々にとって今を生きる人は幻影でしかないんですよね。きっと。
だから、自分の人生は自分の心の中にどれだけ多くの勲章が残せるか、そして一生が終わる時その勲章を振り返って思い良い人生だったと思えるのが人間なんですよね。きっと。

なんだかとても重い話になってしまいました。m(_ _;)m
さあ、虚しさに蓋をして前向きに明るく生きよう。