仕事とは?

2021年06月17日

最近、WEB上で「派遣と正社員の〇〇」なんて記事をよく目にします。

メリット、デメリット、給料の差は?

どれも読んでいて格差を感じます。
厚生労働省は昨年から格差解消で同一労働同一賃金を始めています。
ですので、当社としても仕組み上派遣単価と支給単価が全体として上がっています。

安曇野市、松本市をメインにした派遣の展開をしていて、自分として感じるのは給料に関して言えばそんなに大きな格差は無い様に感じます。
格差は首都圏に近いほど有るんでしょうね。たぶん。
また、メリット、デメリットも自分に合った労働形態が多くなって、選択肢が増えた分働きやすい様に感じます。

以前、ある企業の総務人事の方とお話をしていて、こんなコメントが有りました。
「この地域の方々は正社員でも派遣社員でも会社への帰属意識が高く、その分長く働いてもらいたい。」
「都会はとてもドライで、派遣社員を3年間使うと強制的に直接雇用にさせられて、紹介料もとても高い事を言われ止む無く手放してしまう。だから熟練工が育たない。」

とてもありがたい話です。派遣社員であっても仕事は同じですよね。
派遣先も
「直接雇用を増やせない」
「製造期間が限定されている」
「社員が集まらないので仕方なく派遣を使っている」
など、各社各様の事情が有ります。

求職者にしても自分の都合に合わせて仕事を選びたい。例えば、
「パートタイムで仕事をしたいが、パートより派遣の方が時給が高い。」
「前の会社で嫌な思いをしたので、派遣で様子を見ながら仕事をしたい。」
などなど。

その思惑を企業、個々が叶えて共存できる社会になったんですね。きっと。
但し、複雑になった分、自分が今どの位置にいるのか分からなくなっている事も事実です。

今後は、正社員のロードマップ、派遣社員のロードマップなんてのが出来ると、自分の立ち位置も分かり、お互い納得の上で仕事が出来そうな気もしますが・・・
そうすれば労働者もやる気が更に増して「収入アップ」「直接雇用」、会社も「生産性アップ」「熟練工獲得」なんて事も考えられますよね。

この点は今後も深く考察していくべき事なので、またレポートしますね。