責任と権利

2022年03月17日


ごく最近あった事です。

求人募集に一人の男性が応募してきました。
希望は「今の会社で残業が無いからダブルワークをしたい」というものでした。
会社側としては法定休日まで働かせるわけにはいきません。
それと、残業時間が多く極端な事を言うと「過労死」ラインまで働かせる訳にもいきません。
本人曰く、日曜日は休みなので1点目はクリアです。
しかし、2点目の残業に付いては、現在就労中の会社がどれだけの残業しているか教えてくれません。
そして「今は残業が無い」と言い張っています。
しかし、私の知っている限り、現在の就労先は4月から忙しくなり土曜日出勤も有る会社さんです。

当社としては、現在の就労先の残業の把握が出来ない限り仕事をさせる訳にはいかないし、その事に付いて説明をしたのですが帰ってきた言葉が
「あなたの言っている事はおかしい!」
「私が働きたいと言っているんだから「ハイ分かりました」で仕事をさせるのが普通だろう!!」
と全然理解してくれません。

当社としては管理できないまま過労死ラインまで働かせて
「亡くなっちゃいました。でも知りません。」
なんて事は出来ませんしね。

求職者自身がその点を理解せず雇用主に伝える責任を怠る方、そして、応募しているんだから働かせるのが普通だろうと権利ばかりを主張される方。
この様な方々に対し当社は仕事のご紹介が難しいとお考え下さい。

この様に自分の権利ばかりを主張される方が数年に一度程度有ります。

当社は労働基準法やら労働者派遣法などの法律の元に成り立っています。法律順守は鉄則だと考えています。

どうか法律上出来ない事も有ると言う事をご理解ください。