
遠い過去の記憶 その5
雨の金曜日
そろそろ梅雨入りなんでしょうね。
少し肌寒い朝です。
梅雨と言えば今年も降るんでしょうかね。
大雨で洪水などの災害って困りますよね。
自分がまだ高校生の頃、確か高校2年の夏だったか・・・
テレビの天気予報で初めてが有りました。
それは長野県の最高気温が30度を超えた日。
今では考えられませんね。
そして、時は進んで20代前半の頃。
自分はUCC上島珈琲で営業と配達の仕事をしていました。
その日は木曽方面の配達でした。
そして先輩から引継ぎで同行訪問の最中でした。
確か前日から雨が降っていて、憂鬱な気分で木曽街道を走っていたんですが・・・
南木曾の先、岐阜の境あたりまで配達をして戻ってくると、木祖村の東側、藪原との境あたりにかかっている橋の手前で赤色灯がグルングルン回っています。
近くまで行って誘導員の方に状況を聞くと、この先の橋が増水による浸食で削られて厚みが10センチ程度しかなく到底渡れないとの事でした。
え~。ウソ~。と思って見に行くとすごい濁流が橋にバンバン当たって流木なんかも引っ掛かって・・・・
絶句!!
聞くと伊那に抜ける峠道も崩れて通行止め、南木曽から飯田に抜ける道も然り。
奈川村に抜ける道もダメ。
八方ふさがりの状況になってしまいました。
先輩と二人で木曽福島方面に走りながら公衆電話を探していると何か見覚えのある車!!
あれ?? 〇田さん???
先輩と二人、意見が一致。早速Uターンしてその車を追いかけるとやっぱり!!
関連会社の所長でした。
1人仲間が増えた事でホッとした記憶が有ります。
そこで三人で話しをして、所長が会社に連絡を取り取引先のペンションに一泊する事になりました。
その日の夜の記憶はペンションの方の顔をウル覚え程度で殆ど無く、翌朝三人で電車を使って帰って来ました。
それから数日して先輩が社用車の回収で木曽に電車で向かった時、一緒に行きたい思いは記憶に鮮明に残っています。
数週間程度の後、道路も復旧して配達と営業を再開しましたが、その同じ年だったか翌年だったかは定かではありませんが、御岳大地震の日にまた偶々ですが木曽の配達をしていました。
そのお話は今度じっくりと。
これから風水害が多くなる季節です。
皆さんも気を付けて行動してもらえればと思います。
